イタリア人的考え方 トスカはなぜ苗字で呼ばれるのか 2023年11月5日 トリリンガル・マム トリリンガル・マム Trilingual Mom 椿姫、蝶々夫人、ラ・ボエーム…。どのオペラのヒロインがいちばん好き? 以前、そう、イタリア人の友だちにたずねたら、彼女はしばらく考えて、トスカ、と答えた。どうして、とたずね …
旅 イギリス、父娘旅行、ビールてんやわんや 2023年10月28日 トリリンガル・マム トリリンガル・マム Trilingual Mom ビールが好き。昨今はスパークリングワインで乾杯、なんてことも増えたが、わたしは最初の一杯はビールがいい。とりあえず、あの、苦味のある炭酸で喉をうるおしたいのだ。 そん …
旅 嵐が丘の舞台、ハワースを訪ねて 2023年10月15日 トリリンガル・マム トリリンガル・マム Trilingual Mom ずっと行きたいと思っていた、イギリス・ヨークシャー地方のムーア(moor 荒野・湿原)。このたび念願かなって、ようやく訪れることができた。ムーアに関心を持ったのは、子どもの …
イタリア人的考え方 陰影礼賛 イタリアは… 2023年9月2日 トリリンガル・マム トリリンガル・マム Trilingual Mom 先日、残業をしていたら新任の上司から電話があり、ちょっと来てほしいと言われ、上階にあるオフィスまで赴いた。ノックして、ドアを開けてギョッとした。室内が真っ暗なのだ。日が暮れて外 …
映画・ドラマ 中身のあるひと − BBC「コールザミッドワイフ」 2023年8月13日 トリリンガル・マム トリリンガル・マム Trilingual Mom BBCのドラマが好きで、よく見る。このところは、「コールザミッドワイフ」というドラマにハマっていた。 舞台は戦争の爪痕がまだ色 …
異文化 流れ者のリフレイン 2023年8月6日 トリリンガル・マム トリリンガル・マム Trilingual Mom わたしはだれ?ここはどこ? 記憶喪失にでも陥らないかぎり、おとなはふつう、そんなことばを発しない。そういう感覚、自分が今、ここに存在していることをふしぎに思う感覚は、 …
イタリア語 カロンテ 地獄の熱波 2023年7月30日 トリリンガル・マム トリリンガル・マム Trilingual Mom イタリアは先週、記録的な熱波に襲われた。熱波には名前がついていて、その名も「カロンテ(Caronte) 地獄の渡し守」。地獄のように暑い(caldo infernale)ことか …
本・作家 カズオ・イシグロ「クララとお日さま」 2023年7月23日 トリリンガル・マム トリリンガル・マム Trilingual Mom グテーレス国連事務総長が、先日、AIのリスクを管理するための国際的なルール作りが必要だと訴えました。わたしもそう思いますが、利害が異なる国家間で、具体的な同意がタイムリーに …
イタリア人的考え方 できない言い訳・第二弾「人間だもの」 2023年7月8日 トリリンガル・マム トリリンガル・マム Trilingual Mom 宿題ができない。残業したくない。仕事でミスをしてしまう…。大丈夫、ご安心を。イタリア語にはこんなときに使える、便利な言い訳のことばがいくつかあります。前回は、「それは自分よ …
イタリア人的考え方 古代ローマの奴隷とkaizen 2023年7月1日 トリリンガル・マム トリリンガル・マム Trilingual Mom kaizenと英語になっているほど、トヨタ式改善は、世界に知られる日本式仕事術。ヒラ社員から経営陣まで全員が、仕事の流れのなかで改善できる点を見つけ、効率と生産性を上げてい …