子育て

ハードコア弁当とパニーノ

ハードコア弁当を作ってみた

 

こんにちは!トリリンガル・マムです。

悪い母親かもしれませんが、毎日のお弁当作り、もうウンザリ…゜゜(´□`。)°゜。

卵焼き作るだけでもヨイショって感じなのに、巷では手の込んだキャラ弁や、インスタ映えする華やかな弁当が話題を集めてる。そこまでやらなきゃいけないのかと、気持ちは暗くなるばかり…

そんなときにこの本を見つけ、救われました。その名も、

「ハードコア弁当」

Contents

ピン芸人ホイップ坊やさんの「ハードコア弁当」

ハードコア弁当「ハードコア弁当」ホイップ坊や著 主婦と生活社

https://www.amazon.co.jp/dp/4391151618/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&linkCode=sl1&tag=buzzfeedjapan-22&linkId=8e009491adc1f34a524e2252883b1541

ピン芸人のホイップ坊やさんという人が、「華やかさと弁当ばかりが注目されるなか、手間がインフレ化していく弁当界に一石を投じたい」と、SNSで投稿し続けたのが本になったそうです。

ホイップ坊やさんのインスタグラムはこちら↓

https://www.instagram.com/whip_bouya/?hl=ja

ハードコア弁当、いいですね〜。ごはんの上に晩ごはんの残りのカツを一枚、とか。それもないときはハム一枚、とか、ただ乗せるだけ。うん、これならわたしもできるな。

高校生の娘は嫌がるでしょうが、こちらもシングルマザーで忙しいのだからそこは理解と協力を願いたい。弁当は簡素でも愛情は豊かなのでよろしくね❤

イタリアの弁当はパニーノ。10秒でできます

イタリアに住んでいたときは、娘の幼稚園や小学校に給食があったのでお弁当を作ることもなかったのですが、幼稚園では親子そろっての遠足というのがあって、パニーノを持ってきてね、と指示されることがありました。

パニーノというのはサンドイッチのこと。パンにハムを挟んだだけの本当にシンプルなもので、基本、マヨネーズを塗ったり、レタスを挟んだりはしません。10秒でできます。

当時、わたしは娘に日本人としてのアイデンティティーも植え付けたいと思っていたので、張り切って唐揚げと卵焼き入りのお弁当を作って持って行きました。

イタリア人ママたちに「エラいね〜」とか言ってもらえるかも、と、内心ちょっと期待していたのですが、反応は「それ、朝からわざわざ作ったの!?(物好きね…)」というもの。なんで弁当ごときに朝から労力をかけるのか、不思議…って感じの反応でしたね。

大人もお弁当持参の人はいます。でもこれも子ども同様、パニーノとか、昨日の晩ごはんの残りをテキトーにタッパーに詰めただけなど、手間をかけないのが普通です。

イタリアではお弁当に手間はかけない

Amore(愛)、 mangiare(食)の国と言われるイタリアですが、お弁当作りに手間暇かける習慣はないようです。

それはおそらく、イタリアでは食事というのは家で家族そろって食べるもの、という観念が強いからだと思います。たとえ学校に給食があっても、昼休みには家に帰って食事をし、それからまた学校に戻るという生徒もいます。職住隣接が多いので、大人もお昼休みには一度家に帰って、ごはんを食べて、また仕事に戻るということもできるわけです。

外出先で食べるお弁当というのは例外的な食事で、「一時的に空腹をしのぐもの」ぐらいな位置付け。それでお弁当文化が発展しなかったんだと思われます。

一方、日本で職住隣接は少ないです。そのうえ学生ならクラブや塾、勤め人なら残業があったりで、一緒に晩ごはんを食べられないどころか、そもそも夜遅くまで晩ごはんを食べられない人も多い。

そういう場合、昼に手作りの、栄養のバランスのとれたお弁当があれば助かりますよね。わたしも、自分自身や娘のためにそんなお弁当があれば理想的だなぁって思います。

しかし!

それを通勤に1時間もかけ、フルタイムで働いてる自分が作るとなると大変です。疲れてるときなど、情けないですがマジで泣きたくなることも。

手抜き弁当で軽やかに出かけよう

そんなとき、「ハードコア弁当」に出会い、目からウロコでした。

お弁当づくり、相当手抜きはしてきたものの、見た目だけはなんとか最低限、保とうとはしてたんです。人目が気になりますからね。でも、ハードコア弁当の存在を知り、ああ、見かけも別にいいよなぁと、とうとう見た目からも解放されたのです( ̄▽ ̄;)

著者のホイップ坊やさんはブログで、「自分のズボラさゆえにこの形に落ち着いた」、「面倒くさくないは正義」と書かれていますが、まったく同感。

http://takahashikun.seesaa.net/article/454678502.html

以前、お弁当作りのしんどさをイタリア人に愚痴っていたら、共感してもらえるどころか、「Panino e via! (そんなもん、ささっとパニーノで済ませなよ)」って諭されました。

そのときは、日本でパニーノで済ませられないよって思ったものですが、きちんとしたお弁当を作らなきゃならないという先入観にとらわれていたからなんでしょうね。

面倒くさくないハードコア弁当なら、パニーノ並みに手軽。15秒ぐらいでできちゃいます。朝から疲れることなく、軽やかに出かけられるというものです。

冒頭の画像はわたしのハードコア弁当。ごはんの上に生ハムを乗せてみました…

まあ、わたしはこれでいいんですが、高校生の娘はさすがにハードコア弁当は耐えがたいらしい。すったもんだの末、自分で作り始めました…

まあ、これも進化と言えましょう( ̄▽ ̄;)

ではまた。See you! A presto!

 

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ABOUT ME
湊夏子
長いイタリア暮らしを経て、帰国。日英伊の3か国語でメシの種を稼ぎ、子どもを育てているシングルマム。
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