異文化 親愛なるイエール 2024年10月13日 トリリンガル・マム トリリンガル・マム Trilingual Mom イスラエルとパレスチナの戦争が始まって、もう一年。爆撃やガザの惨状、両国の人々の苦しむ姿を報道で目にしない日はない、どうしようもない非力感とかなしみのなかで、イエール、あなたの …
エイジング 老いは第二の思春期? 2024年9月28日 トリリンガル・マム トリリンガル・マム Trilingual Mom 若いころ、老いというのは到達点のように思っていた。人生の山を越え谷を越え、たどり着くところにはおだやかな高原があり、ようやくそこでゆっくりできる——。 漠然とそんなイメージを …
イタリア人的考え方 フェッラーリと郵便 2024年9月21日 トリリンガル・マム トリリンガル・マム Trilingual Mom 先日、元イタリア駐在員の友人たちと食事をし、イタリア時代の苦労話でおおいに盛り上がった。 家族の滞在許可が何ヶ月たってもおりない。それで移民局に電話してもいっこうにつ …
本・作家 光る君へ——あさきゆめみし 2024年9月8日 トリリンガル・マム トリリンガル・マム Trilingual Mom NHKの大河ドラマ「光る君へ」、見ています。テーマ音楽がうつくしい。まるで色とりどりの絹糸がからみ、ほどけ、空に放たれて輝くよう。毎回聞き惚れてしまう。 ドラマの影響で、また …
イタリアのことわざ・気になる表現 おなかで考える 2024年8月24日 トリリンガル・マム トリリンガル・マム Trilingual Mom ちょっと気がふさぐことがあって、旧知の友人のイタリア人に、「わたしの人生、なんでこうなっちゃったかなあ」とぼやいていたら、「自分で選んだんでしょう」といなされた。そうかもしれな …
映画 夜の外側 Esterno Notte 2024年8月18日 トリリンガル・マム トリリンガル・マム Trilingual Mom イタリア映画の巨匠、マルコ・ベロッキオの新作、「夜の外側」を見てきた。極左グループ「赤い旅団」による、イタリアの元首相、アルド・モーロの誘拐事件を扱った作品だ。前編・後編あわせ …
イタリアのことわざ・気になる表現 甘美な怠惰 イタリアの夏休み 2024年8月3日 トリリンガル・マム トリリンガル・マム Trilingual Mom このところ、街で、電車で、親子連れの姿をよく見かける。と思ったら、夏休み、なんですね。今の子は夏休み、なにをするのだろう。やっぱり、プールや恐竜展に行ったりするのだろうか。 …
イタリア食べ物 パッケリ、パスタ、時計屋兄弟 2024年7月14日 トリリンガル・マム トリリンガル・マム Trilingual Mom パッケリ(paccheri)というパスタをご存知ですか? 大きな筒型の、ジャンボマカロニのような形の乾燥パスタ。ナポリを州都とするカンパーニャ地方の産で、パッケリとはナポリ弁で …
イタリア人的考え方 声なき声は届いているか 政治と選挙 2024年6月23日 トリリンガル・マム トリリンガル・マム Trilingual Mom 日本では人と話すとき、政治と宗教の話は避けなさいとよくいわれる。つい熱くなってトラブルのもとになるからだろうか。いつからそうなったのかわからないが、政治と宗教の話題はタ …
ヴェネツィア イリーナの家出 — Wrong time wrong place 2024年6月8日 トリリンガル・マム トリリンガル・マム Trilingual Mom 「イリーナが、また、家出した」 フランス在住の友だち、ジャンヌから国際電話があった。 「また?」 おどろいて、ジャ …