こんにちは!トリリンガル・マムです。
いじめの悲しいニュース、あまりにも毎日のように耳にするので、いったいどのぐらいの件数あるのだろうとググってみると、
平成29年度に認知されたいじめは41万4378件
昨年10月の産経新聞によると、平成29年度に認知されたいじめはなんと41万4378件も!過去最多を更新したそうです。
https://www.sankei.com/life/news/181025/lif1810250021-n1.html
イタリアではいじめってあまり耳にしたことがなかったので、日本特有のことなのかな?と、イタリア人の友だちに聞いてみると、
「あるよ、イタリアにも。イタリア語ではbullismoっていう」
なるほど、あるんですねイタリアにも。でも、住んでたころあまり聞いたことなかったな。どうしてだろ?
「日本の子は早くから自立を急かされてかわいそう」
「うーん、日本みたいに登校拒否とか、自殺とか、大事にいたる前に親が気づくからかなあ。イタリアでは子どもの学校の送迎は義務付けられているのね。だから通学の道すがら、子どもと接するし。学校に着けば、いじめられてれば雰囲気でわかるし・・・。晩御飯もうちで家族そろって食べるでしょ?親子一緒の時間が多いから、やっぱ気付くよ」
そうか、なるほどね・・・
「日本では親の帰りが遅いし、小学生低学年でも1人で登校したりしてるよね。小さい時から自立を急かされて、ちょっとかわいそう」とも言っていました。
子どものSOSを見過ごさないため、親の労働環境改善を
それを聞いて、耳が痛いというか、悲しい思い出がよみがえってきました。
離婚して、それまで暮らしていたイタリアから帰国し、日本で会社員として再出発した当時。まだ小学一年生の娘を、学童、シッターさんに預け、深夜まで帰宅できなかったあのころ・・・生活再建のため必死で働いていたのですが、そのひずみで子どもにはずいぶんさびしい思いをさせてしまいました。たまたまいじめに遭うことはなくて幸いでしたが、同じような境遇の家庭のお子さんがいじめに遭ったというような話をニュースで聞くと、自分のことのように胸が痛みます。
もちろん、いじめの原因はそれだけではないでしょう。たとえ親がいつも一緒にいても、いじめに遭うときは遭うのでしょうが、それでも親が一緒にいる時間が増えれば、子どもに割ける時間やエネルギーは確実に増えると思うのです。そして子どもが出している小さな、小さなSOSのサインに気付く機会も・・・
日本にはびこる長時間労働、なくしたい。子どもが病気のときでさえ気軽に休めない劣悪な労働環境、なんとかしたい。おとうさん、おかあさんが、少なくとも晩御飯は子どもといっしょに食べられるような国にしたいと切実に願います。
なかなか行動に移すのがむずかしかったりしますが、CHANGE ORG.という、オンライン上で声を上げ、賛同者を集めてデシジョンメーカーに声を届けるという仕組みなんかもあるんですね。
https://www.change.org/about
こういうのを上手に使って、もっともっと積極的に声を上げていかねばと思う今日この頃です。
ではまた。See you! A presto!
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