英検

英検1級一次試験、ライティング、1ヶ月で合格するには

 

英検一級合格証明書が届きました!バンザ〜イ。一次試験のライティング、二次試験のスピーチには手こずったので、受かりさえすればいい、と祈るような気持ちでいたのですが、ライティングは8点、スピーチは9点と、意外に高得点で驚き。論旨が多少弱くても、型に忠実にまとめあげることができれば、模範解答レベルでなくても合格点はもらえるようです。

TOEICでは975点を取っている私の感想ですが、英検一級のほうがずっと、ず〜っとむずかしかった。それはひとえにライティングとスピーチがあるから。読んで聞いて理解できるだけじゃなく、書いたり、話したりできなきゃいけない。それも単に感想レベルではなく、社会問題について筋道立てて論理的にまとめることが求められます。そんなこと日本語でもおいそれとはできないのに、英語で突然やれと言われても、普通はすぐにはできません。私も最初はどこから手をつければいいかわかりませんでした。

そんなとき、ネットで読んだいろんな人の体験談、勉強法がすごく参考になったし、励まされもしたんですね。それらを参考にしながら自分で工夫して勉強するうちに、だんだんコツがつかめてきたんです。なので、これから英検一級を受けるという方のために、私の経験もシェアしたいと思います。まず今回はライティング対策について。少しでも参考になったら、励みになったら、幸いです。

ライティングは英語以前に教養が問われる

ちなみに私は英語から遠ざかって四半世紀たってしまいましたが、高校時代に1年のアメリカ留学経験があり、大学時代は4年間英語の授業でした。20代は外資系企業で仕事し、ちょくちょく英語を使う機会がありました。このように英語に親しんだことがある人間でも、25年も英語を使わないとやっぱり忘れます。それでも、読解、リスニングはまだ昔取った杵柄でなんとかなったのですが、ライティングだけは猛勉強の必要がありました。

英検一級のライティング試験は小論文形式で、政治、外交、環境問題、教育、科学、犯罪、医学、ジェンダーといった幅広い社会問題から課題が出題されるので、英語以前に、一般教養がないと答えられません。いやー、困りましたね。 なかったので、教養(泣)。

ライティングが合格点に達しないと不合格

一夜漬けでも単語はなんとか覚えられるかもしれないけれど、ライティングはそうは行きません。30分ぐらいの時間内に、A4サイズの答案用紙1枚に、幅広い社会問題から出題される課題について、決まった形式にのっとって小論文をまとめなければいけない。それはやはり一朝一夕ではむずかしいです。なのに!

私は戦略をまちがえました。最初に合格基準をしっかり調べなかったんです。英検一次試験は「読解・リスニング・ライティング」の3つから構成されており、そのどれか1つでも合格点に達しないと、ほかの2つがいくら高得点でも不合格なんです。3つの合計点ではないんですね。だから最初に過去問をライティングまで含めてすべて解いてみて、「読解・リスニング・ライティング」における自分の実力をまず確認したほうがいい。それに応じて勉強の時間配分をするのが効率的です。なのに!

私は愚かにもライティング対策を後回しにしちゃったんです。過去問はとりあえず2−3回分は解いてみたのですが、ライティングはやらなかった。書くのがめんどくさいという怠け心で、なかなか手がつけられなかったんですよ。まずは語彙をやろう、単語の意味さえわかえれば読めるし、A4一枚ぐらいは何か書けるだろうって、ちょっとタカをくくっていたんですね。でも、このやり方は大間違いでした。

ライティング対策を後回しにしてはいけない

語彙を覚えるのはライティングと並行でやるほうが効果的

まず、語彙はそんな簡単に覚えられません。私はまず語彙の定番参考書、Japan Timesの「出る順で最短合格! 単熟語EX」を購入。

5月11日の試験のために、2月半ばから音声を通勤時に聞くことから始めましたが、そんなふうに単語を流し聞いているくらいではなかなか覚えられません。それより、ライティング対策の参考書を同時に読みながらやったほうが効果的です。ライティング対策の本に「出る順」の単語がいっぱい使われています。並行してやると、文脈のなかで単語に触れられるのでよほど頭に入りやすいです。それに気づいたのが、ライティングが一次試験のなかでも3割を占めると知ってあわてて準備をし始めた4月初め。試験日まであと1ヶ月しかありません。勉強の進め方をまちがったばかりに最後にあわてることになってしまいました。

まずライティングの過去問と模範解答を読む。次に実際に書いてみて自分の実力を知る。

英検一級のライティングで求められるのは単なる個人の感想やつぶやきではなく、与えられた社会問題系のトピックに関して自分のスタンスを明確にし、それをサポートする理由を具体的な例を挙げながら論理的に答えることです。「わたしはこう考える。それをサポートする理由は3つあり、具体例はそれぞれ〇〇、XXである。結論として前述の3つの理由から〜〜である」と書かなければならないのです。社会問題、時事問題等の知識もいりますし、ノー勉強ではむずかしいです。

これから英検一級を受けるという方には、ライティングを決して後回しにしないことをおすすめします。まず初めにライティングの過去問の問題と模範解答を過去何年分か読んでみると、内容と傾向がつかめると思います。そしてとにかく一度書いてみる。そうして最初に自分の実力をつかんでおけば、私のような失敗をせず、効率的な勉強の進め方ができると思います。

英検公式サイトでは過去3回分の過去問をダウンロードできます。

https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_1/solutions.html

旺文社の過去問は過去6回分掲載。過去問は5回はやっておきたいです。

英検一級に合格した人のブログを読む

英検一級に合格した人のブログなどを読み、対策法に関するノウハウを仕入れました。それから対策本を購入して読み始めました。私が参考にさせていただいて特に役に立ったブログは以下のブログです。

「ワーママpress」さんのブログ。英検1級一次の試験内容、採点方法について詳しくわかりやすく説明されています。

https://shimom.net/eikengrade1-passingscore/

ライティング例が数多く掲載されている「CEL英語ソリューションズ」さんのサイト。例を数多く読めて参考になります。

https://www.cel-eigo.com/contents/essay/2001.html

英語学習メディアATSUEIGOを主催されているAtsuさんのブログ。英検はあくまで英語の試験なので、内容やデータに関しては正確である必要はない、テキトーでも問題ないと書かれてます。同感。

https://atsueigo.com/eiken-essey/

ブログ英語無双。「英検一級英作文マジでヌルゲー」というキャッチコピーに惹かれて読みました。模範解答のレベルの高さに戦意喪失してた私に、基本さえちゃんと押さえれば採点はわりと甘め、と、教えてくれたブログです。

https://is014080.com/qualification/pass-writing

いざ、ライティング演習。

「英検一級 英作文問題 完全制覇」を繰り返し読む。聞く。書き写す。

政治、国際、経済、環境、科学、医学、文化、ジェンダー、現代日本……こんな幅広い分野の知識を1ヶ月で身につけるなんて無理!と、泣きそうになった私ですが、ちゃんと対策本というのがあるんですね。いろんなブログで紹介されている定番中の定番、「英作文問題完全制覇」。

「英作文問題完全制覇」

 

頻出のジャンルごとに区分けされ、それに関する数多くのトピックと、テーマごとのAgree/Disagreeの作文例が掲載されています。内容はとても充実していて、ここに書いてあるトピックを一通り覚えれば、ライティングテストには十分対応可能だと思います。

あ、でも、トピックを丸覚えする必要はないんですよ。ライティングでは自分の意見や考えを書けばいいのですが、私のようにそもそもテーマに関する知識や情報が足りず、自分の意見や考えも出てこない、といった人は、まず、この本で紹介されている意見や考えを知ることがとても役に立つと思います。吸収した知識がトリガーとなって、自分の考えができてくるからです。

でも、そうなるまでには私は何度も繰り返し読み、音声でも聞く必要がありました。それでようやくわかったと思い、自分で作文を書いてみると、やっぱりよくわかっていなくて書けなかったことも何度もありました。そんなときは模範解答を解答用紙に書き写してみたりしました。泥臭いやり方ですが、私は書き写すって昔からわりとよくやります。頭だけじゃなくてからだで覚えられるから。このように、目で読む、耳で聞く、手で書くといったことを何度か繰り返すうち、本の内容がよく理解できるようになり、自分でも再現したり、自分の考えができてきたように思います。もちろん、頭のできがいい人はこんなことする必要ありませんが、私はこれぐらいやらないと書けるようにならなかったんです。

ライティング試験のシミュレーションを繰り返す

英検一級一次試験は読解(語彙と読解)と英作文、そしてリスニングからなっています。読解と英作文は100分以内であればどの順番で解いてもかまいません。対策本にはまず英作文を25分で仕上げ、その後の時間を読解問題に充てよと書いてあります。25分以上の時間を作文にかけると、読解の時間が足りなくなってしまうからです。

私もある程度書くべき内容が頭に入ったら、25分の時間をタイマーではかって、実際に作文を書いて試験のシミュレーションをしました。紙は過去問から答案用紙をコピーしたものを使いました。以下の英検のサイトからダウンロードできます↓

https://www.eiken.or.jp/eiken/schedule/pdf/1q-hon.pdf

分量が200-240wordsと決まっているのですが、答案用紙いっぱいに書くとだいたいそれぐらいに収まります。いちいち文字数を数えたりしていられないので、答案用紙を埋めるぐらいを目安に書くようにしました。

最初は書きやすいトピックから始め、慣れてきたらランダムにトピックを選び、どんなトピックが来てもなんとか書けるようにする練習をしました。

Japan Timesを読む、NHK World Newsを読む

Japan Timesを読む、というのは日ごろから心がけていたことでした。

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今回、英検ライティング試験を受けるにあたり、これが役に立ったなあと感じます。普段は毎朝メールで届くJapan Timesのデイリーニュースの見出しをちらっと見るぐらいなのですが、この時期はもう少し注意深く読みました。これが単語を覚えるのに役立ちました。出る単で読んだり、聞いたりするだけではなかなか覚えられなかった単語も、ニュースという文脈の中だと理解しやすいし覚えやすいのです。また、英検一級語彙の勉強をしたことにより、以前よりニュースの理解度も上がった実感があり、モチベーションが高まる効果がありました。

NHK World Newsもオススメです。すでに日本のテレビや新聞で聞いて知っている内容が英語で報じられるので、とっつきやすいのです。こちらは音声でも聞けるので、二次試験のスピーキングの勉強にもいいですよ。

https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/news/

試験当日に気をつけること

ライティングは25分で。うまくまとめられなくても気持ちを切り替える。

筆記試験は語彙・読解・ライティングからなり、100分の時間が与えられています。どの順番で始めてもかまいません。私はライティング→語彙→読解の順番で解くことにしました。アウトプットのライティングは最も集中を必要とするので、頭が疲れないうちに最初にやっつけてしまおうという戦略です。

また、対策本にはライティングには25分の時間を充てるのがよいと書かれています。それ以上の時間をかけると読解問題を解く時間が足りなくなるからだそうです。私はそれを読んで、まずライティングを25分でまとめる練習をしました。そしてある程度書けるようになってから、過去問を5回分通しでやってみました。すると、5分ほど時間が余ることに気がついたのです。そこで私はこの5分をライティングに充てようと考えました。語彙は時間をかけたところで、わからないものはわかりません。また、わずかな時間が余ったとしても、また作文に戻って見直すのは効果的ではないので、最初からライティングに30分を充てようと思ったのです。

試験当日、私は予定通りライティングから始め、30分充てるつもりだったのですが、まとめるのに予定より時間がかかり、結局35分もライティングに使ってしまったのは失敗でした。読解の時間が足りなくなるんじゃないかと心配で焦ってしまい、落ち着いて問題を解くことができなかったのです。

失敗からの教訓1。ライティングにかける時間は対策本に書かれているように、やはり25分にとどめるのがいいでしょう。25分のつもりでいても、2−3分は超過してしまいます。そこも見越して25分で仕上げるようにするのがバランスのいい時間配分だと思われます。

失敗からの教訓2。気持ちを切り替えることが大事です。私はライティングでの時間超過に動揺し、読解を解いている間、焦りまくっていました。合格はできたものの、落ち着いてやれていればもっといい点数が取れたかもしれません。もしあなたがライティングで時間内にうまくまとめられなかったとしても、気持ちをすっぱり切り替えて、残りの読解問題に取り組むようにしてください。落ち着いてのぞめばきっといい結果につながるはずです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。私の拙い個人的な経験ではありますが、なにかしらお役に立てれば幸いです。

次回は二次面接試験の勉強法をお伝えしますね。See you!

湊夏子

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ABOUT ME
湊夏子
長いイタリア暮らしを経て、帰国。日英伊の3か国語でメシの種を稼ぎ、子どもを育てているシングルマム
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