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留学なら高校交換留学。オススメの5つの理由

high school exchange student program

 

語学留学なら、高校の時に交換留学プログラムを利用して行くのがオススメです。

うちは私が高二の時にアメリカ、娘が高一の時にオーストラリアに交換留学していますが、当人としても、子どもを留学させた親としても、かけがえのない貴重な経験をしました。

Contents

高校交換留学で語学力とグローバルな視野

高校交換留学というのは、国際交流を目的とした留学団体のプログラムを通じて、外国の高校に約一年間留学する制度。

AFS、YFU、ロータリークラブといった留学団体がよく知られています。

選抜試験はありますが、交換留学生に選ばれれば、外国の高校で一年間、学費免除で学べます。そして留学団体が厳選したホストファミリーのお宅に無償で住まわせてもらい、ご飯を食べさせてもらえるのです。

大学生ではなく、高校生の、まだ頭がやわらかい年頃に親元を一年間離れ、たった一人で外国に身を置くというのがポイント。

語学力が身につくのはもちろん、人間としてもぐっと成長できますし、異文化に触れることで視野が広がり、高校卒業後の進路を決めるにも有利です。

大学での私費留学に比べ、費用が約半分

なにより、大学生になってから私費で語学留学するのに比べ、費用が約半分ですみます。

(高校生交換留学ならお小遣いまで含めて年間180〜200万ほど。大学生で私費留学すれば300〜400万。詳しくは後で説明します)

高校生交換留学をオススメする5つの理由

高校生交換留学をオススメする5つの理由
  1. 高校生のうちに語学力が身につく(英語なら受験にも有利)
  2. まだ頭が柔らかい年頃に視野を広められ、進路を決めるにも役立つ
  3. 未成年ということで受け入れ先から手厚く保護してもらえて安心
  4. 大学生になってから行くより費用が約半分ですむ
  5. 日本が客観的に見られるようになる

詳しくは後で説明します。

高校生交換留学のデメリット

高校生交換留学のデメリットはあんまり思い浮かびません。

強いて言えば、留学で一年休学となるため、高校卒業が一年遅れることぐらいでしょうか。

私や娘は留学によるメリットのほうがはるかに大きいと感じたので、一年の遅れをデメリットとは感じませんでした。

ではこれから私が高校交換留学をオススメする5つの理由をひとつひとつ、もう少し詳しくご説明しますね。

高校生のうちに語学力が身につく(英語なら受験にも有利)

外国語はやはり、実践しないと身につきません。そのためには外国に住み、外国語漬けになるのが手っ取り早いのは言うまでもありません。

高校生交換留学ではホストファミリーの家に暮らし、現地の高校で授業を受けます。

現地校に転入し、高校の授業を外国語で受けるというのはなかなかの荒修行。

はじめのうちは授業にもついていけず、苦しいものですが、それでも高校は勉強の内容も大学ほどの専門性はありません。歯が立たない、というほどではないのです。

ちょっとずつ、ちょっとずつ、ついていけるようになってきます。高校生にとって不可能ではない試練なのです。

この試練を乗り越えれば、高校生にして確実な語学力を身につけることができます。

英語圏の国を選べば、帰国してから英語力を大学受験にも生かせて有利なことは言うまでもありません。

頭がやわらかい年頃に視野が広がり、進路決定にも有利

10代半ばのもっとも多感な年頃に親元を離れ、外国で、他人の家でごはんを食べさせてもらう。これも荒修行です。

文化・習慣のちがいから、当然、衝突が起こります。それまで築いてきた価値観や自信、アイデンティティーをくつがえされるような経験です。

でも、そんな衝突を経験してこそ、異文化理解が深まり、自分自身を見つめ直すことになり、視野が広がるのです。

高校卒業後の進路を決めるにも、より成熟したビジョンを持っていればより良い選択ができると思います。

未成年だから受け入れ先から手厚く保護してもらえて安心

欧米では18才は成人という国が多いです。成人であれば自由意志が尊重される分、手厚いケア、サポートはしてもらえません。

一方、15〜17才で行く高校生交換留学は、未成年なので、受け入れ先の留学団体、学校、ホストファミリーなどから手厚くケア・サポートしてもらえ、本人にとっても親にとっても安心です。

初めての外国で右も左もわからないところ、いい意味で子ども扱いしてもらえるのでトクです。

これが大学生ともなるとさすがに大人としての自覚・ふるまいを期待されますからね。

高校生交換留学は大学時より費用が約半分

AFS、YFUといった国際教育交流を目的とした非営利留学団体の交換留学制度を使えば、年間およそ180〜200万円で一年間留学できます。

内訳は、留学団体に支払う年間約160万ほどの留学経費(渡航費、オリエンテーション費、団体運営費等)に加え、海外傷害保険・教材・お小遣いなどの雑費です。

学費と下宿代、食費は無償なのです。

年間200万円はもちろん安くはありませんが、大学生になってから私費で語学留学しようとすると、とてもそんな値段ではすみません。

日本最大級の留学サポートサイト、EnglishPediaによると、アメリカ私費留学一年間だと、生活費も含め年間300〜400万円くらいはかかるそうです。

https://www.englishpedia.jp/blog/america-study-abroad-price-1year

大学生になってからの私費留学は、行き先や学校、住む場所を自分で自由に選べるなど、高校生留学にはない魅力もあります。なので単純比較はできませんが、費用面から考えると、学費と下宿代が無償で、約半分の費用で行ける高校交換留学の費用対効果は大きいと思います。

日本が客観的に見られるようになる

外国で暮らすと、それまで気にとめなかった日本の良さ、あるいはあまり良くないことに気づいたりします。ウチからではなく、ソトの目で日本を見ることになるからですね。新たな視座を得るということは、物事を多角的にとらえられるようになるための第一歩。それを高校生で経験できるのは貴重なことだと思うのです。

american high school album

オススメの高校交換留学団体

AFS (American Field Service)

60年にわたる高校生交換留学の実績のある世界的な国際的教育ボランティア団体。営利を目的としない民間の組織

https://www.afs.or.jp/goabroad/

YFU (Youth for understanding)

60年にわたる高校生交換留学の実績のある青少年国際交流を進める非営利の国際団体

http://yfu.or.jp/about/

 

JFIE特定非営利活動法人 日本国際交流振興会

経済企画庁(現内閣府)より高校生留学・交流団体では日本初のNPO認証を受ける

https://www.jfie.gr.jp/highschool/exchange/

娘がこの団体を通してオーストラリアに留学しましたが、ケア・サポートが充実しており、とてもいい留学生活を送りました。

留学の目的によってベストタイミングは違う

留学といっても目的はさまざま。個人に適したタイミングというものもありますし、一概に高校で行くのがいいとは言えません。

けれども、目的が語学、海外体験といったジェネラルなものであれば、高校時に行くのがオススメです。それも、交換留学制度を使えば、費用対効果よく行けるのでおトクです。

以上、語学留学するなら高校交換留学がオススメについてでした。

ではまた。See you! A presto!

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ABOUT ME
湊夏子
長いイタリア暮らしを経て、帰国。日英伊の3か国語でメシの種を稼ぎ、子どもを育てているシングルマム。