先日、7年ぶりにTOEICを受けてきました。7年前は975点だったのですが、昨年英検1級を取った勢いで、今年は990点を目指すことに。1ヶ月猛勉強してのぞんだのですが、テストの日、想定していなかった事態が…。
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リスニングテスト 音がこもって聞き取りにくい
リスニングテストの開始前には必ず音声のテストがあり、試験官から「音声に問題がありますか?」と聞かれます。わたしは後ろのほうの席で、音量に問題はなかったのですが、会場が広いせいか、かなり音がこもっていた。やだ、イヤフォンで聞いていた音とちがう!どうしよう。音量を上げてもらうことは可能でも、音響設備まで変えられないだろうし…
あせっていると、前の席の男性が「席、前に変えてもらえますか?」って申し出て、もっと前の方の席に行ったんです。ちょっと年配の男性だったので、音が小さくて聞こえないから前の席に変えてもらったのか?それとも前の席に行けば音がよりクリアに聞こえるものなのか?自問してるうちに試験が始まってしまいました。
すると、やっぱり音がこもってる。クリアに聞こえないので聞き取りにくい。イヤフォンで聞いて勉強していたときと全然ちがうのです。正直、あせりました。こんな事態は予測していなかった。でも、しかたありません。気持ちを切り替えて続けていると、今度は外から赤ちゃんの泣き声が…。会場が住宅街の一角にあったので、外の歩道を赤ちゃん連れの人が通ったのでしょう。幸い、泣き声はうるさくて音が聞き取れないというほどではなかったのですが、気が散って集中力を削ぐ程度の影響はありました。
テストが終わってからネットで調べてみると、わりとよくあることのようですね。同じような事態を報じたブログや投稿がありました。古い講堂のような会場で音響が最悪だったとか、選挙カーが通って聞こえなかったとか。考えてみれば当然なのですが、イヤフォンでリスニングの勉強をしているときは、会場の音響や環境音の影響にまでは考えが及びませんでした。
会場の音響問題、対策はあるのか?
さて、会場の音響問題に関し、なにか打つ手はあるのでしょうか?リスニングテストの前には音声テストがあるので、そのときに申し出て席を変えてもらうことは可能です。後ろのほうで音が聞こえにくいなら遠慮せず、席を変えてもらいましょう。
しかし、問題が音量でなくて音響の場合、前のほうの席に行って事態が改善されるのか?前のほうに音源がある場合はそうなのかもしれませんが、わたしはそれがわからず、結局席を変えてもらうことはしませんでしたが、次回は変えてもらおうかな。
隣の人が鼻をすする音。赤ちゃんの泣き声…ノイズはほかにも
リスニング音が聞き取りづらい原因は会場の音響だけではありません。わたしの場合は会場の外から赤ちゃんの泣き声が聞こえてきましたが、なかには選挙カーが通過して聞き取れなかったという例も。こういう騒音に対しては、音声テストの際に申し出て前のほうの席に変えてもらうことで、多少はリスクを減らすことは可能かもしれません。しかし、隣の席の人が鼻をすすりあげる音で聞き取れなかった、なんて声もありますし、すべての騒音リスクを防ぐのはむずかしそうです。
音声がクリアじゃなくても聞き取れるようにするには
ちなみに何年か前に受けたイタリア語検定試験のCILSのリスニング音声は、音がすごくこもっていて、聞き取りづらい電車のアナウンスや古いラジオみたいでした。クリアからは程遠い音質。それでも淡々と試験は行われました。そもそも席を変えてもらう選択肢さえも与えられなかった。
音がこもっていたり、ちょっとしたノイズで完全に聞こえない。そんなことは現実世界ではよくあること(ましてイタリアでは!)。そこはわかる部分から類推せよ。そういうことなんでしょうね。
そんなイタリア語検定試験に比べれば、リスニングテストの前に音声テストをして、聞こえづらい場合は席を変えてもらえるTOEICは受験者に親切です。でも、テストも現実世界で行われるわけですから、音響を完璧にすることはできない。よって一番の対策は、音声がクリアでなくても前後の言葉から推測して意味をつかめる力を身につけることなんだと思います。
そのためにできる練習として考えられるのは、過去問を数こなしてパターンをつかむ、文法力と語彙力を上げること。また、自宅でリスニングテストをする際はイヤフォンを使わないで、スピーカーの上にハンカチやタオルをかけて音をこもらせた状態で聞いてみる。ドアや窓を開けて外からの騒音が入る状況で聞いてみる。クリアに聞こえない状況に耳を慣らしておくというのも手かもしれません。次回のTOEICに備え、早速やってみたいと思います。
それではまた! See you soon!
湊夏子
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