こんにちは!トリリンガル・マムです。
さて、街中でも、英語を使う保育園、幼稚園の看板をちらほら見かけるようになりました。子どもの頃から英語に触れさせたい親御さんがたくさんいらっしゃる、ということですよね。
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幼少から無理して英語を習わせなくても大丈夫
わたしが曲がりなりにも英語でメシを食っているため、子どもにいつから英語を勉強させたらいいか、意見を聞かれることがあります。
家庭の事情がそれぞれ違うので一概には言えませんが、日本に住んでいる、父母ともに日本人の家庭のお子さんなら、焦って早くから英語を勉強させなくても大丈夫、というのがわたしの個人的見解です。
小学校でも少時間の英語の授業が組み込まれていますし、そこから始めるので遅くはないと思います。
決して英語の早期学習を否定するわけではないのですよ。
英語のプリスクールやキャンプなどでお子さんが英語に親しむことが、家庭に負担とならず楽しめるなら、とてもいいことだと思います。しかし、経済的、物理的に負担になるくらいなら、焦って早くから始める必要はないと考えます。
現にわたしなど、英語に目覚めたのは高校の時。イタリア語などは始めたのは30才からですが、それでもこの2ヶ国語でちゃんとメシの種を稼いでます。
外国語の勉強はタイミングが熟したときに一気に集中してやるほうが効果的、というのがわたしの経験からの実感です。
では、なぜ英語の早期学習を焦る必要がないのか、述べていきますね。
英語を実践できる環境にないと定着しにくい
語学というのは楽器の練習と同じで、毎日、一定の時間、続けることが肝要です。しかし、プリスクールや塾でせっかく英語を勉強しても、日本では英語を使う機会がほとんどありません。そうするとやる気やスキルを持続することがむずかしくなり、せっかく学習しても定着につながりにくい。効率が悪いのです。
外国語学習は必要とやる気が高まってからのほうが効率的
一方、中学や高校生にもなれば、自分から近所の英語サークルに入ったり、外国人との交流会に参加したり、子ども自らが実践の場所を見つけることも可能です。
また、それぐらいの年齢になれば親が送り迎えする必要もなくなります。負担少なく、スキルを実践できる場所が確保できると、モチベーションも上がります。
高校時の交換留学でフルイマージョン
さらに高校生にもなれば、海外への交換留学制度も多々あります。これを使わない手はありません!本人のやる気やスキルが十分に高まった時点で一年間、英語のみの世界にどっぷり浸かる(full immersion)ので、効率よく英語が身につくのです。
留学をすると、進級が一年遅れるので二の足を踏むご家庭も多いようですが、16、17才という多感な時期の海外留学は、それをはるかに上回る大きなメリットがあるというのが、自分自身も留学し、子どもにも留学させたわたし自身の実感です。
近年では学校のカリキュラムに留学を組み込んでいて、留年せずに進級できる高校も増えているようですから、そういう選択肢もありますね。
幼少期には無理せず楽しく英語に触れさせる
幼少期の英語学習のキモは「無理しない」ってことだと思います。子どもに無理させない、親も無理しない、なぜならこの時期の無理はコスパが悪いから。この時期に無理しなくても、あとで十分巻き返せます。
とはいえ、全く英語に触れる機会がなければ、そもそも興味も関心も育ちません。自宅で英語の絵本を読み聞かせる、英語の歌を歌う、ディズニーなど子ども向けの英語の映画を見るなど、親子で無理せず英語に触れる機会があれば、自然に英語に親しむことができると思います。
繰り返しますが、お子さんや家庭にとって無理や負担がないのであれば、英語の早期学習もいいんだろうと思います(わたしはやってもらってないし、子どもにもやらせてませんが)。
しかし、高いお金をかけたり、遠い街まで送り迎えするなど、親が無理してまで幼少期にやる必要があるかというと、わたしはそうは思いません。
何でもそうですが、しかるべきタイミングに、できるだけ無理なく、楽しく。語学の学習も本人がおもしろがれるようだと上達が早いですね。
ちなみに、うちの子どもは洋楽がきっかけで英語に興味を持つようになりました。高校に入ると交換留学制度でオーストラリアに留学し、英語が上達したのもよかったけど、自分の世界が広がったのが何よりうれしいと言ってます。
言葉は異文化への最初の扉。お子さんがワクワクしてその扉を開いてくれるといいですね。
以下、本記事のまとめです。
- 幼少時は無理ない範囲で英語に触れさせる。
- 小中学校では学校での英語の勉強をていねいに。
- 中学生でやる気が高まったらサポートして環境を整える。
- 高校生では交換留学でフルイマージョン。
ではまた。See you! A presto!
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